このツールについて
スマホのポートレートモードは、深度センサーや 2 つ目のカメラを使ってボケを作っています。デジカメや古いスマホで撮った写真、スキャンした写真にはその奥行き情報がありません。そこでこのページでは、Depth Anything V2 Small(Apache-2.0)が写真のどこがどれくらい遠いかを推測し、MODNet が人物を見つけ、ピントを合わせた距離から離れるほど強くぼかします。人物、商品、ペットの写真の散らかった背景をぼかす作業が、写真を誰にも渡さずにこのタブだけで終わります。
ピント、F 値、ボケの形
ピントは最初、見つかった被写体に合っています。結果の画像をタップすると、その位置の奥行きにピントが移ります。このときやり直すのはボケの計算だけで、モデルは再実行しません。ボケの強さを f/1.4〜f/8 で表しているのは写真好きに通じやすいからで、実際のレンズの設定ではありません。ボケの形は円形と六角形から選べます。計算はリニアな光の値で行うので、明るい点はちゃんと明るい玉ボケになります。元の写真と結果はスワイプで見比べられ、モデルが何を手前・奥と判断したかは奥行きマップで確認できます。
正直な限界
奥行きは 1 枚の写真から AI が推測したもので、測ったものではありません。髪の毛、ガラス、鏡、細い手すりの輪郭はよく間違えます。被写体保護をオンにすると、奥行きマップが髪を読み違えた部分も人物はくっきり残るのでかなり改善しますが、毎回うまくいくわけではありません。しかも人物向けに調整しているため、ペットや商品は奥行きマップだけが頼りです。玉ボケの形と大きさはシミュレーションで、本物のレンズが描くものとは違います。WebGPU がないブラウザでは遅くて粗めの方式に切り替わり、どちらで動いているかを画面に表示します。
ダウンロードするものと保存されるもの
最初の 1 枚では Hugging Face から約 125 MB のモデル(奥行き用 99 MB、被写体用 26 MB)をダウンロードし、以降はこのブラウザのキャッシュに残ります。写真そのものはアップロードされず、アップロード先のサーバーもありません。結果は元の写真と同じサイズ(長辺 8,192 px・1,600 万画素まで)で、JPEG(品質 0.92)か PNG で保存できます。