最初は必ず音量を低く設定してください。ヘッドホンは耳のすぐ近くで発音するため、音楽再生で問題ない音量でも1〜4 kHzのスイープ音は耳に強い痛みを伴う場合があります。
音量はトーンの再生開始時に適用されます。スライダーの変更は次回再生される音から反映されます。
実際に聴こえる音は、OSやアプリの音量設定、イコライザー、Bluetoothのコーデックやリサンプリング処理などの影響を受けます。本ツールは測定機器ではなく、左右の識別や音質・機能の比較・確認を目的としています。
1. 左右チャンネル識別
「左のみ」「右のみ」「両方」の順に3つのテスト音を再生します。鳴る直前にどちらかを表示するので、3つとも聴いてから実際にどう聴こえたかを回答してください。
停止中
診断結果の精度は回答の正確さに依存します。ドライバの故障と判断する前に、静かな環境で小さな音も聞き取れる状態で再確認してください。
2. 周波数スイープ — 20 Hz 〜 20 kHz
20 Hzから20 kHzまで15秒間かけて周波数が徐々に高くなるテスト音を再生します。画面の周波数表示を確認しながら、音が聴こえなくなった瞬間にボタンを押してください。
- 周波数
- — Hz
- 最寄りの音名
- —
音量の急激な変化を抑えるため、±12 dBの範囲で概ねAカーブ補正の逆特性を適用しています。これにより不快感を軽減していますが、完全なフラット特性ではなく、周波数によって音量の聞こえ方は変動します。
3. ステレオ定位
テスト音が左端から右端まで9段階で移動します。音像がスムーズに移動するか確認してください。途中で急に音が小さくなる場合、該当チャンネルの音量減衰が発生しています。
定位位置 —
- L 100%
- L 75%
- L 50%
- L 25%
- C
- R 25%
- R 50%
- R 75%
- R 100%
スピーカーの設置位置や部屋の反響によっても音像定位は変化します。目的の位置通りに聞こえるかではなく、移動中に音量の不自然な減衰がないかで判断してください。
4. 高域・低域バンドテスト
低域 — 60 Hz
低音域のテストです。ノートPCやスマホの内蔵スピーカーでは無音になるのが正常です。
音が聴こえましたか?
高域 — 12.0 kHz
高音域のテストです。小型ドライバやBluetoothコーデックの限界、または加齢による可聴域の変化によって聞こえない場合があります。
音が聴こえましたか?
どちらの音も音量補正前の信号レベルは同一です。人間の耳は中音域に比べ低音域の感度が低いため、体感の音量に差があるのは正常な現象です。
5. 周波数スイープの聞きどころガイド
再度スイープ音を再生し、音が高くなるにつれて以下の帯域ごとの特徴に注目してみてください。なお、本ガイドは聴こえ方の目安であり厳密な周波数特性の測定ではありません。
- 20–80 Hz
- サブベース(超低域)。高性能な製品では音というより振動として均一に感じられます。60 Hz付近まで音が立ち上がらない製品はサブベースが弱く、オンイヤー型では一般的な特性です。
- 80–250 Hz
- ベース・低中域。一般的なリスニング向け製品で強調されやすい帯域で、持ち上がっていると「厚みがある」「ブーミー」な音になります。この区間だけ周りより明確に大きく聴こえる場合は低域が強調されたチューニングです。
- 250 Hz – 2 kHz
- ボーカルや声の主要帯域。凹みによって声が遠く聴こえたり、突き出しによって鼻づまりのような音(ホンキー感)にならず、フラットに聴こえるのが理想です。
- 2–6 kHz
- プレゼンス(解像感・音の輪郭)。この帯域が強調されていると試聴時には解像度が高く感じられますが、長時間の使用では聞き疲れの原因になります。この区間で急激に音が大きく耳障りになる場合はプレゼンス強調型です。
- 6–16 kHz
- 高域・空気感。刺さらずに抜けが良いのが理想的です。極端な落ち込みや鋭いピークがあると、音楽再生時にボーカルの歯擦音(サ行の刺さり)やシンバルのシャリつきの原因になります。
上記は音の聴こえ方を言葉で表現するための参考情報であり、製品の優劣を絶対的に評価するものではありません。ご自身の好みの把握にお役立てください。