pm list packages
読み取りのみインストール済みパッケージを一覧表示します。APK パス、uid、バージョンコード、インストーラも同時に取得できます。
- コマンド
- adb shell pm list packages
- コマンド
- パッケージ(pm)
- リスク
- 読み取りのみ
構文
pm list packages [-f] [-U] [--show-versioncode] [-i] [-s | -3 | -e | -d | -u] [--user <id>] [<name filter>]フラグと引数
| トークン | 意味 |
|---|---|
| -f | インストール元の APK パスも表示します。 |
| -UAndroid 8.0 以降 | uid も表示します。 |
| --show-versioncodeAndroid 8.0 以降 | バージョンコードも表示します。 |
| -i | インストーラのパッケージも表示します。パッケージごとに binder 呼び出しが 1 回増えます。 |
| -s | システムパッケージのみ。 |
| -3 | サードパーティのパッケージのみ。 |
| -e | 対象ユーザーで現在有効なパッケージ。 |
| -d | 対象ユーザーで現在無効なパッケージ。 |
| -u | データを残して削除したパッケージも含みます。既定の一覧の上位集合になります。 |
| --user <id> | Android ユーザーを 1 人に限定します。指定しないと全ユーザーを対象にするため、user 0 で無効・仕事用プロファイルで有効なパッケージが -e と -d の両方に現れます。 |
使用例
pm list packages -3自分で入れたアプリだけ。
pm list packages -f -U --show-versioncodeパス・uid・バージョンコードを 1 回で取得する完全な棚卸し。
pm list packages -d --user 0プライマリユーザーで現在無効になっているもの。
pm list packages -u`pm uninstall -k` で消したパッケージも含むので、復元できるものを探すのに使います。
出力の読み方
出力例
package:/data/app/~~kO7bJ9w==/com.example-Ay8s2Q==/base.apk=com.example versionCode:4711 installer=com.android.vending uid:102341 行 1 パッケージ。プラットフォームが左から順に組み立てるので、読むときは右から剥がすのが正解です。`uid:`、`installer=`、`stopped=`、`versionCode:` を順に外し、残ったものがパッケージ名です。最近の APK パスには `=` が複数含まれるため、単純な分割では名前を取り違えます。
出力フィールド
| フィールド | 意味 |
|---|---|
| package: | すべての行に付く固定の接頭辞。 |
| <path>= | APK パス。-f を付けたときだけ現れ、最後の `=` で終わります。 |
| versionCode:<n> | long 型のバージョンコード。--show-versioncode 指定時。 |
| stopped=<bool> | パッケージが stopped 状態かどうか。 |
| installer=<pkg> | -i 指定時のインストーラ。前に空白が 2 つ入り、プリインストールアプリでは `null` という 4 文字が出ます。 |
| uid:<n>[,<n>] | -U 指定時の uid。複数の Android ユーザーに存在する場合はカンマ区切りになります。 |
必要な権限
認可済みの `adb` 接続だけで足ります。root も `adb root` も `su` も要りません。`pm` は `cmd package "$@"` を実行するだけの 1 行のシェルスクリプト(AOSP の `cmds/pm/pm.sh`)なので、一覧はケーブルの向こう側にいる `shell` ユーザーの資格で返ってきます。このページのフラグはすべて読み取り専用で、何かをインストールしたり削除したり無効化したりはしません。むしろ実害があるのは「どちらのストリームを残すか」のほうです。`BasicShellCommandHandler.exec` は失敗のバナーとスタックトレースを標準エラーに書くので、`2>/dev/null` で拾った一覧では、拒否された呼び出しが空のリストに化けます。それはアプリが 1 つも入っていない端末とまったく同じ見た目です。`2>&1` で集めて、短い答えを信じる前に最初の 1 行を確認してください。
エラーメッセージの読み解き
| メッセージ | 意味 |
|---|---|
| Error: Unknown option: -U | Android 7.1 以前は `-U` も `--show-versioncode` も知りません。`runListPackages` はこの行を出して、1 件も列挙せずに返ります。列が欠けるのではなく結果そのものが空になるので、「アプリがない」と結論する前にフラグを外して実行し直してください。 |
| Exception occurred while executing 'list': | `BasicShellCommandHandler.exec` が `Throwable` を捕まえ、この行とスタックトレースを標準エラーに書きました。原因を名乗るのは次の行です。`java.lang.SecurityException` なら呼び出しが拒否されたという意味で、何も入っていないという意味ではありません。そもそも標準エラーを残していなければ、この行すら目に入りません。 |
| cmd: Can't find service: package | `cmd` がサブコマンドを渡すべき `package` サービスを見つけられませんでした。`system_server` がまだ公開していない起動途中なら想定内です。壊れた端末だと決めつけず、起動が終わってから聞き直してください。 |
バージョンとメーカーに関する注意
- `-U` と `--show-versioncode` は Android 8.0 以降です。それより古いビルドは未知のオプションに対して `Error: Unknown option: -U` と出して 1 件も列挙しないので、空の結果は「アプリがない」ではなく「コマンドが失敗した」という意味になります。
- Android 10 以降の APK パスには `=` が複数含まれる(`/data/app/~~kO7bJ9w==/com.foo-Ay8s2Q==/base.apk`)ため、パスと名前は最後の `=` で分けます。
- -e と -d の両方に同じ名前が出るのは矛盾ではありません。有効/無効状態は Android ユーザーごとで、既定では全ユーザーが対象です。`--user 0` を付けてください。
これには UI があります
Android Debloat Tool はこのコマンドを USB 経由で実行し、返ってきたものを解析します。Chromium 系ブラウザだけで、SDK も不要、どこにもアップロードしません。
関連コマンド
pm list packages と同じ作業で出てくるコマンド。
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
| pm path | インストール済みパッケージを構成する APK ファイルの絶対パスを表示します。 |
| pm uninstall | パッケージを削除します。ユーザー単位の削除なら、root なしでプリインストールアプリを片付けられます。 |
| pm disable-user | パッケージを削除せずに、指定した Android ユーザーで無効にします。アンインストールより安全で、確実に戻せます。 |
| dumpsys package | パッケージマネージャが知っているすべて:バージョン、パス、flags、インストール元、ユーザーごとの状態。 |
他のパッケージ(pm)コマンド
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
| pm clear | アプリのデータを消去します。Android 13 以降ならキャッシュだけを消すこともできます。 |
| pm trim-caches | 指定した空き容量に達するまで、システムにキャッシュファイルを捨てさせます。 |
| pm install | すでに端末上にある APK を 1 つインストールします。`adb install` が内部でやっていることです。 |
| pm install-create | インストールセッションを開き、base とその split をまとめて 1 つの操作としてインストールします。 |
Web ADB ツール群のパーサを書きながら、AOSP・toybox・カーネルのソースに突き合わせて確認しています。バージョンやメーカーで本当に挙動が変わるところは、世界の半分の端末で間違いになる数値を出す代わりに、そう書いてあります。